TRIO VENTUS トリオ・ヴェントゥス

廣瀬心香 Violin / 鈴木皓矢 Cello / 石川武蔵 Piano

2019年にベルリン留学中に結成。以来常設のピアノ三重奏団として積極的な活動を続ける。2020年に東京文化会館にてデビューリサイタルを開催し、各誌にて好評を博す。同年10月に日 本アコースティックレコーズより1st CD「Schubert & Shostakovich 」をリリース。レコード芸術、クラシック情報誌ぶらぁぼ等で優秀録音として取り上げられる。クラシカルなレパートリーに加え、 21世紀に作曲された音楽を含む新しい時代の曲目にも光を当ててきた。2022、23年に東京・大 阪・宮崎の三都市を巡るツアーを開催。22年東京公演では日本を代表する作曲家、鈴木輝昭氏に新曲を委嘱しハクジュホールにてピアノ三重奏曲第2番を初演。Web批評誌Mercure des Arts 、朝日新聞をはじめ各方面にて絶賛を博す。 また、新作初演の場にも多く携わっており、同時代の作曲家6人が気鋭の演奏家とコラボし新作発表を行う邦人室内楽シリーズPoint de Vueのvol.16に出演し、一夜で6作品を初演。大きな反響を呼ぶ。

これまでに東京文化会館、HAKUJU HALL、ヤマハ銀座コンサートサロン、ザ・フェニックスホール等、国内の著名なコンサートホールで演奏を重ねる。2024年3月には2nd アルバムのリリースを予定しており、更なる飛躍が期待される。VENTUSはラテン語で「風」の意。

 

ヴァイオリンの廣瀬心香は身長151cmと小柄ながらアグレッシブでダイナミックな演奏が持ち味。鋭い洞察力と行動力でトリオを牽引する。大の温泉好きで美食狂い。真夏でも湯船に浸かる派。チェロの鈴木皓矢は伸びやかで艶のあるチェロでトリオを支える。趣味は料理。留学中より研究に研究を重ねてきたパスタを得意とする。”イタリア料理はムラの美学”でお馴染み、小倉知巳シェフの生徒。トラットリア鈴木 オーナーシェフ。ピアノの石川武蔵は流麗なテクニックで音楽を運ぶトリオのエンジン。良く響くバリトンボイスの持ち主。静かなレストランではいささかうるさい。パソコン作業に向かうのが苦じゃないタイプ。「まだ食える」が口癖。

Mika Hirose

廣瀬心香

宮崎県都城市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学を首席卒業。ドイツ国立ベルリン芸術大学学士課程、修士課程共に最高位で修了。ヴァイオリンを木野雅之、加藤知子、ノラ・チャスティン、ノア・ベンディックス=バルクリーの各氏に、室内楽を東京クァルテット、アルテミスカルテットに師事。

これまでにドイツ・イエナフィルハーモニー、九州交響楽団など国内外のオーケストラと共演。 桐朋学園大学卒業時には皇居の桃華楽堂にて御前演奏の機会を与えられた。宮崎国際音楽祭、レンク国際音楽祭などに出演。東京文化会館にてソロリサイタルを開催。ベルリンコーミッシェオペラ管弦楽団アカデミーを経て、およびドイツ・ハノーファー州立管弦楽団でフォアシュピーラー奏者を務めた。ソリストとして東京文化会館など各地でリサイタルを行い、室内楽奏者としても充実した活動を行う。2020年ピアノ三重奏団【TRIO VENTUS】ではとして東京文化会館にてデビューリサイタル、2022年にはリサイタルーツアーを行い各方面より好評を博す。日本アコースティックレコーズ社よりCD『Schubert & Schostakovich』が リリースされている。2022年結成した弦楽四重奏団【Eureka Quartet】ではベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会を始め、様々な活動を展開している。

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Koya suzuki

鈴木皓矢

桐朋学園大学チェロ科首席卒業。スペイン、バルセロナのリセウ音楽院、ヴィクトリア・デル・アンへレス音楽院にてルイス・クラレット氏のもとで研鑽を積み、その後渡独。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン修士課程を修了。

5歳よりチェロを始め、桐朋学園高等学校音楽科を卒業。サイトウ・キネン室内楽勉強会、小澤征爾音楽塾オーケストラプロジェクトIに参加。これまでにルイス・クラレット、ダミアン・ヴェントゥーラ、倉田澄子、常光聡、ヴァーツラフ・アダミーラの各氏に師事。室内楽を東京カルテット、アルテミス・カルテットに師事。ピーター・ウィスペルウェイ、エンリコ・ディンド、トゥルルス・スヴェンの各氏のマスタークラスを受講。第10回ラス・コルツ国際コンクール器楽部門第4位入賞。日本チェロ協会主催「第9回チェロの日」にソリストとして出演。東京文化会館にて2019年にソロリサイタル、2020年に室内楽リサイタルを開催。各方面より好評を博す。2022年にはピアノ三重奏団「TRIO VENTUS」としてリサイタルツアーを開催。各誌にて絶賛を博す。また各地のオーケストラに首席奏者として客演している他、弦楽四重奏団「Eureka Quartet」のメンバーとしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会シリーズを開始し、積極的な活動を展開中。

日本アコースティックレコーズより「TRIO VENTUS Schubert & Shostakovich」 がリリースされている。

Musashi Ishikawa

石川武蔵

桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)にて岡本美智子氏に師事し、同校卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに進む。フランス・パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で合格し渡仏し、ジャック・ルヴィエ氏のクラスにて学ぶ。2010 年桐朋学園大学ソリストディプロマコース修了。2011 年パリ国立高等音楽院ピアノ科修士課程を首席修了。同時にブリュートナー賞を授与され、受賞記念リサイタルを開催。また、同音楽院室内楽科にてフィリップ・ベルノルド氏、ミシェル・モラゲス氏に師事し 2012 年審査員満場一致の優秀な成績でディプロム取得。その後、スコラ・カントルム(パリ)にてジョルジュ・プリューデルマシェール氏に師事し、2014 年に上級課程ディプロム取得。同年秋に日本へ帰国。 

2008 年より 4 年間ローム・ミュージックファンデーション奨学生。2015 年 ABC 新人音楽賞。2018 年テレザ・ヤクーナ国際ピアノコンクール第 3 位。2020 年市川市文化振興財団第4 回即興オーディション優秀賞。 

室内楽奏者としてはこれまでにサル・プレイエルやサル・コルトーなどで演奏。また現代音楽作品の初演や邦人作品のフランス初演も多数行っている。

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